インフラエンジニアの需要がかつてないほど高まっている。その理由としてITに関連したインフラは私たちの生活に欠かせないものになっていることが挙げられる。
今はだれもがスマートフォンなどのモバイル端末で、いつでもどこでも瞬時に情報が得られるようになっており、インターネットとモノを繋ぐIoT技術もますます身近なものになりつつあるのが実情だ。現状を考えるとIT関連のインフラを管理したり、整備したりするのに必要なインフラエンジニアが大いに必要とされていることがわかるだろう。
一時期クラウドサービスがインフラエンジニアに取って代わる時代が来る、と言われたことがあったが、実情はどうだろうか。もちろんクラウドサービスは今も脚光を浴びているし、今後も成長が見込まれる分野であるのは間違いないのだが、肝心なクラウドサービスを支えるのは、インフラエンジニアであるという事実も忘れてはいけない。クラウドサービスが浸透すればするほど、インフラエンジニアの活躍する場面が増えるため、結果としてインフラエンジニアの需要が高まっているのである。
インフラエンジニアはやがて自動化されるので、そのうちこの手のエンジニアは必要なくなると言われたこともあったが、実際はそうはなっていない。むしろAIが発達したとしても、AIを支えるインフラの整備には、エンジニアの存在が不可欠なのだ。
つまりインフラエンジニアは今後も需要の高い職種であることに変わりはなく、むしろ人手がさらに必要になる成長分野だということを理解しておくべきだろう。