eスポーツ業界は、インターネット上で対戦を行うゲームを開発している業界だ。家庭用のゲームとは違い、スタジアムなどに観客を集めたり、オンライン上で大会を行う。対戦の様子はネットなどで同時配信することもある。日本では2018年2月に3つのeスポーツ関連の団体が統合されてJeSU(日本eスポーツ連合)が設立された。
eスポーツに参入しているにはコナミや任天堂などゲームソフトを開発する企業だ。また、KADOKAWAやGameWithなどは動画配信を行い、NTTドコモなどは大会運営、アミューズや吉本興業HDなどはチーム運営を行っている。最近では自動車メーカーや食品飲料メーカー、通信企業などがスポンサーとして参入している。
エンジニアがeスポーツ業界で働く1つの方法はゲームエンジニアとしてゲーム開発に携わることだ。ゲームプログラマー以外にも、ゲームグラフィックスエンジン開発、R&Dに携わることができる。ゲームエンジニアとして働くには、ゲームデザインやゲームサウンド、ゲームシナリオなどに関する専門知識が必要だ。
また、コミュニケーション能力も欠かせない。開発においては、それぞれの専門分野で働く複数のエンジニアと1つのチームになって作業を行い、エンジニアだけでなく、ゲームプランナー等他の業種のスタッフとも協力する必要があるからだ。
コミュニケーション能力に加え、主体的、計画的に作業に取り組める、好奇心が旺盛、頭の回転が速く分析能力が高い人ならゲームエンジニアに向いていると言える。